IT化、DX化を取り入れることで、バイタルも含めた多様な情報を共有。
画像や音声データをもとに、素早い判断をすることができます。
またインカムの導入で送迎中のスタッフとも常に連絡を取り合うことができるなど、効率的な介護サービスの提供に向けて、技術を役立てています。
DX化などで効率的な介護環境づくりを推進
スタッフの手間を省き、介護サービスの質的向上にもつながる手段として、IT化、DX化を積極的に進めています。例えば利用者様のベッドに付けられたセンサーによって、心拍、体動、離床しているか寝ているか、バイタルも含めてすべてモニタリングすることが可能です。
モニタリングした情報は、各スタッフのタブレットで瞬時に共有されます。さらに利用者様の状況に応じてアラートラインを設定し、万一の事故やトラブルを未然に防ぐことに役立っています。
画像や音声でタイムリーな状況判断を可能にする
タブレットによる情報共有は、数値データやアラートだけではなく、画像・音声情報でも行われています。例えば、利用者様の顔色や発語、褥瘡(じょくそう)の状態などをモニター画面を通して確認することができます。そのため看護師は現場に駆け付けるまでもなく状況を判断し、必要な処置を指示することができます。
また、デジタル無線機の信号をゲートウェイでWi-Fiの電波に変えるインカムを導入。送迎などで外出しているスタッフと、館内スタッフとの通話も行えるため、送迎時の容体急変にも全スタッフが冷静かつ安心して対応できます。
数字で見るれんげ福祉会
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特別養護老人ホームのご入居者様68名
ケアハウスのご入居者様50名 -
ショートスティ定員20名
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スタッフ数94名
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スタッフの男女比
男性16名 女性78名 -
有給消化率
7割の社員が70%以上消化 -
月平均残業時間
専門職:月平均8時間
介護職:月平均6時間
れんげ福祉会が考えるスタッフの幸せとは?
物心(ぶっしん)共に恵まれた状態が、幸せの基本と考えています。私たちが実践していることはスタッフの給与を出来る限り高く設定することです。また、自分自身が仕事の中で活躍できる力を身に付けていると感じられることも、幸せな気持ちに直結します。そこで活躍している人を正しく評価する人事評価制度に力を入れています。
幸せデザインサーベランス
理事長をはじめとする上層部がどんなに「スタッフの幸せ」を唱えても、それが実際に達成できているのかわかりません。それを知るには客観的な評価が必要です。そこで外部機関に依頼して「スタッフの幸せ度」をアンケート調査。集計及び数値分析を行い評価する試みを開始しました。この調査を定期的に行うことで、今後の伸びしろや問題点を抽出し、さらなるスタッフの幸せづくりにつなげていきます。
女性主体の職場だからこそ「休みやすさ」を重視
主任は7日、課長以上は9日。経営計画書の中で、それぞれ長期休暇を取得することが義務付けられています。上層部がこのように長期休暇で休むため、一般のスタッフも気兼ねなく有休を取得する風土があります。
また女性が活躍している職場であることから、産休、育休も積極的に利用されており、子育てしやすい勤務体系になっています。